Z620 を買った
富士通の TX150S7（の中古）に載せていた HDD を吹っ飛ばしてしまった後、復活させようとしたら故障していたので、もうこれは別の PCを買ってしまおうと考えた。「新しい」と書こうかと思ったけど、中古を買うんだから新しくはないか。
TX150S7 を修理するという手もあるんだけど、中古の部品を探しても出物が少なくなっているのでつらいかなあと思ったのと、故障の原因がもしかすると電源容量が足りなくてもう一台電源を並列につないでいることかもしれないのでやめたかったというのがあった。予算がないので今度も中古で買う。
値段と仕様のバランスで探して、はじめ HP の Z440 のメモリを 64GB 載せているやつに狙いを定めたのだけど競り負けてしまって、それより少し安い Z620 の中古を買った。相場よりやや高めぽかったけどそんな上でもないからまあいいか。 メモリは 2GB×8 で 16GB 載っていたけれど、手持ちのメモリが使えたので 4GB×8 で 32GB。Max 64GB 欲しいけど、DDR3 8GB ECC Registered なメモリは高い。
Z620 の BIOS 周り
というわけで購入して最初に……ではないんだけど、BIOS 関係でやったこと2つ。 Z640 も中古で買える現在、需要はないだろうけれども、自分のためのメモとして。
あと、インストールには FreeBSD プロジェクトが配布している USB イメージを突っ込んだ USB メモリを使ったのだけど、 そのままでは USB から EFI ブートして、kernel を読み込んで動き出したところで止まってしまう。 起動してインストーラーを動かすには、F9 でブートメニューを表示して、 Legacy の方に出ている USB デバイスを選択しないといけなかった。
BIOS の更新
はじめ HDD からの EFIブートがうまくいかなくて、（結果的には違ったのだけれども） BIOS が古いことを疑って BIOS を更新しようとした。 当初の BIOS バージョンは 1.xx （忘れた）で、最新の BIOS は次の Z620 のサポートページから ダウンロードできて、2020年4月18日現在のバージョンは 3.96 REV.A である。
HP Z620 Workstation ソフトウェア及びドライバーのダウンロード | HP®カスタマーサポート
余談だが、HP は時々ページの URL が変わっている問題はあるが、外部の検索エンジンがクロールする のを許可しているようで、検索して直接望むページに飛べるのが良い。
閑話休題。Z620 の BIOS 更新は、だいぶ簡単になっていた。
- BIOS イメージの .bin ファイルをFAT フォーマットした USB メモリのルートディレクトリに置く
- USB メモリを差してから Z620 を起動して F10 で BIOS の設定画面に入る。
- BIOS 設定の FILE メニューから BIOS の更新を選ぶ
- どの .bin ファイルを選択して更新するか表示が出て、選ぶとそのファイルを使って BIOS を更新してくれる
のだが、これがうまくいかない。 何度やっても駄目なので検索すると、 Z420のBIOSを最新版にする – Shoot the Target というページが見つかって、一度バージョン 1.23 に上げてからでないと 2.xx、3.xx には上げられないと知る。 この blog にあるリンクは切れているけど、ここの情報を参考に 「Z620 システムBIOSをアップデートできないことがある」で検索すると所望のページにたどり着いた。
アドバイザリ: HP Z420/Z620/Z820 ワークステーション - システムBIOSをアップデートできないことがある | HP®カスタマーサポート
EFIブートの設定
無事 BIOS は更新できたが、UEFI で起動できる構成にしたはずなのに起動できず、 ブートメニュー (F9) の EFI ブート可能なデバイスにも HDD が出てこないという問題は変わらなかった。 少しわかりにくいのだが、BIOS の設定メニューで
Advanced → Device Options → Mass Storage Option ROMS
というメニューを選択し、値を Legacy → EFI に変更する必要があった。
なお、うっかり他の項目まで EFI に変更してしまって起動しなくなった時のために、 CMOS クリアの手順のページへのリンクを置いとくね。
